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電動アシスト付三輪自転車とは

電動シニアカートと一緒に検討されることが多いのが「電動アシスト付三輪自転車」です。自転車は脚力的にも体力的にももう無理。でも電動アシスト付なら、そして三輪自転車ならというわけです。

どんな特徴があるのか、少し見てみたいと思います。


低速でも安定なのが魅力!

自転車あるいはバイクに乗っている人であればよくおわかりかと思いますが、二輪の乗り物がバランスを崩しやすいのは「低速走行の時」です。

角を曲がろうとしてスピードを落としていたところに横から子供が飛び出してきてふらついて転倒したり、信号で走り出し直後にうっかり段差にかかってしまい、ハンドルをとられてしまうなど、経験したことある方も多いでしょう。

●引用元:年齢階層別・自転車乗用中の交通事故死者数推移をグラフ化してみる(2017年)(最新) - ガベージニュース
●交通事故総合分析センター「自転車乗用中の高齢者の自己分析と対策」(PDF)

高齢者の自転車事故が多い理由の背景には、注意力・反射神経の衰えと同時に、平衡感覚・バランス感覚の衰えでふらつきやすくなっていることもあるのでしょう。脚力が弱くなることでスピードも出しにくくなりますので、常に不安定な低速走行をしていることになり、より一層バランスを崩しやすい状況なのです。

三輪自転車の大きなメリットはやはりこの「低速でも安定」しているという点でしょう。信号などでの停車時・再発進時のふらつきが抑えられるだけでも、転倒リスクは大きく軽減されるはずです。停車時も二輪と違って片足を地面につけておく必要がありません。

ただ「絶対に転倒しない」わけではありません。
道路の状態によっては、二輪自転車以上にバランスを崩しやすくなることもあります。

それは「傾斜」「凸凹」のある道です。
ヤマハの電動アシスト付自転車「PAS」の三輪モデル「PAS-WAGON」の取扱説明書には、このような注意書きがあります。

傾斜や凹凸のある路面での三輪車の特性

三輪車は普通自転車と異なり、とくに路面の傾斜や凹凸の影響を受けますので、充分注意して運転してください。

  • 普通自転車(二輪車)は、路面が傾斜していても車体は傾かず、ほぼまっすぐ乗車できます。
  • 三輪車(スイング式)は、路面の傾斜により車体後半部は傾きますが、スイング機構があるので、乗員がバランスをとることにより車体前半部は二輪車に近い状態で乗車できます。
  • 三輪車(スイング固定部品を取り付けた状態)は、スイング機構は働かず、路面傾斜角度と同じ角度に車体全体が傾きますので、乗員が傾斜と逆方向に体を傾けて、バランスをとる必要があります。また、路面の傾斜方向にハンドルを取られる傾向があります。


電動アシスト力はどのくらい?

さらに「電動アシスト」により、足腰が弱ってペダリングに力が入らない高齢者でも楽に漕ぐことができるようになります。とりわけ踏み込み力が必要となる発進時に電動によるサポートが加わることで、スムーズな加速が可能となります。

時速10キロ以下人力の2倍までの電力補助
時速10キロ以上その比率は段階的に下がる
時速24キロ以上電力補助はゼロに

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、日本では電力駆動の乗り物は、道路交通法によってかなり厳しめな規制がかけられています。

走り出しの時や登り坂などでスピードが出ていない時は、人力の2倍までの電力補助が加わります。最新の電動アシスト付自転車に乗ると、スタート直後からまるで無重力の中をふわっと浮いているような感触になるほど軽く漕げて感動します。10キロを超えると電動アシスト力はじわじわと落ち、24キロを超えると完全に人力のみとなります。

ただ体力も落ちてきている人であれば、おそらく時速15キロ以上になることはなく、人によっては10キロ前後で走り続けていることもあるでしょう。低速時ほど電動アシストの効果が高く得られます。

足腰が弱ってきたからと言って使わなくなったら、余計衰退は加速し歩けなくなってしまいます。その点、電動アシスト付三輪車であれば、無理なく長距離を漕ぐこともでき、また多くのモデルで、その時々の体力・疲労度にあわせて電動アシストモードを「強」「弱」と切り替えることができます。

「電動シニアカートを利用するにはまだちょっと早い」
「運動も兼ねて自転車に乗り続けたい」

ということであれば、足腰のトレーニングにもなる電動アシスト付き電動自転車はベストな選択肢かなと思います。


坂道で大きな力を発揮

とりわけ坂道が多い場所にお住いの人にとっては、この電動アシスト付三輪自転車は頼りになる足です。若い頃であれば自転車に乗ったまま進むことができた坂道でも、筋肉の衰えで辛くなってくるもの。ましてや買い物帰りで重たい荷物などがあれば、自転車から降りて押して登るのも大変です。

電動アシスト付三輪自転車なら、後部車輪の間に大きな買い物かごが取り付けられているのが一般的で、ティッシュペーパーなどかさばるものを運ぶのにも便利です。


バッテリーのもち/充電方法

電動アシスト付自転車の進化は「バッテリーの進化」と言ってもいいでしょう。新しいモデルが出るたび、バッテリーの小型化や1充電あたりの走行距離は伸びてきています。

例えばヤマハの「PASワゴン」は、一回充電すれば、弱モードで73キロ、強モードで59キロを走ります。一昔前は「途中でバッテリーが切れてしまうと、単に重たいだけの自転車」なんてことも言われていましたが、これだけ継続して乗車できるようになっていますので、よほどうっかりしていない限り、途中で充電切れという事態にはならないでしょう。

バッテリーは自転車本体から取り外して持ち運べるようになっているので、自宅内で電源に接続して充電することができます。

電動シニアカートは、基本バッテリーの取り外しができず、駐車場所で充電できる環境が必要となりますが、電動アシスト付三輪自転車なら、マンション暮らしなどで玄関先まで電動シニアカートを運べないという場合でも利用することができます。


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